2008年09月09日

「歓びを歌にのせて」2004年

原題 : Sa Som I Himmelen スウェーデン

詳しい映画情報はここです。

「はるのかんたんふ」さくら子さんのこの記事でこの映画のことを知りました。

北欧らしき国のある村の小さな教会で聖歌隊を指揮することになった世界的に有名な指揮者と村人たちの交流を描いた作品です。

さくら子さんの記事で歌っているガブリエラも聖歌隊メンバーの一人です。

家庭の主婦や売店の店員など普通の人々が聖歌隊で歌うことを通じて「何者にも支配されず人間らしく主体的に自分の人生を生きる歓び」に目覚めて行く姿が感動的です。

なかには「いい年してそんなことで泣くなよ〜」と情けなくなるような場面もいくつかありましたが、それも村人たちの素朴な人柄ゆえなのでしょう。

欧米ほどには教会が地域社会に根付いていない日本ではあまり感じることのない葛藤が登場人物たちの心にあったのかも知れません。

国や文化は違っても「人間らしく主体的に生きる歓び」を求める気持ちは、きっと万国共通なのでしょう。
posted by PFC at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

ジェイン・オースチンの読書会

詳しい映画情報はいつものようにここでチェックして頂くとして、日本にも読書会を定期的に開催している場所があったのですね。

場所は東京渋谷のここです。

なんと朗読をしているのは、写真ブログにコメントをくれたライさんではありませんか!カリフォルニアはバークレイからはるばる来日されたのですね。

ライさんが英訳された本について書いた記事はここです。

映画では読書を通じて友情や愛が育まれましたが、ここはどんな感じなのでしょうか・・・。日本語での読書会もしているそうです。
posted by PFC at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年08月23日

靖国/硫黄島からの手紙

●靖国 中国・日本 2007年
映画情報はここです。

ドキュメンタリー映画ということですが、主義主張が鮮明な人々が次々と登場し、思ったままを口にするので、まるで台本のあるドラマを見ているように錯覚しました。刀匠へのインタビューに靖国参拝者や批判者を写した断片的映像を繋ぎ合わせた構成からやや散漫な印象も受けました。

台湾から靖国神社を訪れた女性が「日本人は台湾を親日だと思っているみたいだがそうではない」といった言葉や「日本人だって自分の家族が台湾で死んだら日本に連れて帰りたいと思うでしょう」という訴えはもっともだと感じました。

映画の感想とは別に、映し出された東京の姿が日本の首都というよりも封建的などこかの村のような印象を受けました。上映を拒否するほどのことはなかったのではと思いますが、靖国問題を考えるきっかけにはなると思いました。

●硫黄島からの手紙 アメリカ 2006年
映画の公式HPへのリンクです。

監督はクリント・イーストウッドで制作にスピルバーグ(ドリームワークス)が名前を連ねています。

硫黄島の戦いを日本側から描いた作品ということですが、全編に日本への敬意が感じられました。ユダヤ系アメリカ人であるスピルバーグにとって日本はナチスドイツの同盟国であると同時に「6000人の命のビザ」を発給してユダヤ人の命を救った人の国でもあります。

そんなこともこの作品の出来栄えに影響しているのでしょうか・・・。

アメリカ側から硫黄島の戦いを描いた「父親たちの星条旗」と対になっているので、そちらも機会があれば観てみたいです。
posted by PFC at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

日本の青空 2007年 日本

昨年「犬と歩けば・・」のぱるたんさんがこの映画の感想を書いておられたので、私も機会があれば観たいと思っていました。映画の公式ホームページはこちらです。

日本国憲法は日本人によって草案が書かれGHQはそれを参考にしたということが描かれています。映画の主人公鈴木安蔵は、政府が設置した憲法問題調査委員会とは別に設立された憲法研究会の中心人物です。

戦争前からアメリカの大学図書館には鈴木さんの本が置いてあったそうですが、当時も今の日本でも知る人ぞ知る存在だったようで、私も映画を観るまで知りませんでした。

憲法については、中学生の頃、宿題で明けても暮れても憲法の条文を書き写していた時期がありました(その頃のことを書いた記事)。

確か中学の先生は憲法のなかで大切なのは、これとこれ・・と教えてくれたはずで、その中でも「生存権」は一番大切だと教わったように思います。

先生は「お前らが大人になる頃には日本はどうなっているか」と心配だったのです。日本がアメリカとの戦争に負けてナントカ条約やらナントカ協定やら次々と日本の立場を決定していく約束ごとが成立し、さらにそれを継続することが決められていく時代のなかで、「日本人が自分を守るには憲法しかない。」と先生は考えたのでしょう。

「何があっても生きる権利があることを忘れるな」と先生は言っていたと記憶しています。もちろん日本人(人間)以外にも生きる権利はあります。

映画では第9条戦争の放棄が中心テーマでしたが、それはむしろアメリカこそが自分の国の憲法に盛り込むべきテーマでしょうね。映画では男女平等を憲法に盛り込んだベアテさんを始めアメリカ人を好意的に描きすぎているように見えました。

アメリカが日本国憲法で日本の交戦権を認めないのは、自分の国の軍事上の都合が本当の理由ではないでしょうか。アメリカが自国の憲法では、修正第2条によって武器の携帯と使用を認めているのがその証拠です。

アメリカがいつまでも修正第2条を手放せないのは、ネイティブアメリカンを虐殺し、アフリカ人を奴隷にしたあげく、いまだに彼らへの差別をやめられないので、いつか仕返しをされるという恐怖心があるからなのではないでしょうか。

アメリカ建国の歴史がピューリタン(清教徒)革命にあるとは、皮肉のようでありながら実は当然の結果をもたらしたと言えるのかも知れません。


続きを読む?
posted by PFC at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

火垂るの墓 実写版

このブログでは、まだ観ていない映画をよく紹介していますが、この作品もそうです。

アニメ版を観てイメージが固まっているので、実写版に登場する俳優さんたちが私の中にあるイメージと異なるような気がしています。

ちなみにアニメ版にまつわる過去記事はここです。

アニメ版「火垂るの墓」は、3年前にアジアで公開が延期されましたが、昨年公開され原作が海外でも外国語で出版された「夕凪の街 桜の国」は、アメリカで上映を拒否されたのでした。

「夕凪の街 桜の国」を観たとき、やっと日本人被爆者も外交問題に遠慮することなく「被害者」であることを主張できるようになったのだなと安堵しました。当時の感想はここです。

日本が核廃絶を声高にアピールできないのは、アジア諸国への負い目があるからなのでしょう。日本人の加害者意識が平和への意志を損ねていて、実はそれを一番喜んでいるのがアメリカなのかも知れないと思います。

前にも書きましたが、もう一度「歴史の進歩とはなにか」について考えを深めたいものです。
posted by PFC at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年06月25日

JUNO 2007年 米

このブログにしては珍しく新作です。映画情報はここです。

10代の妊娠をテーマにした映画ですが、シリアスなテーマをイマドキの若者が好きそうな軽快な音楽にのせてテンポよくコミカルに描いています。脚本がオスカーを受賞しています。

この物語の結末が日本でも共感をもって受け入れられるでしょうか・・?

ところで、中絶天国と言われる日本と違って、ティーンエイジャーによる望まない妊娠出産が珍しくないアメリカには、「未婚の母の家」と呼ばれる施設があります。

その施設を始めとする福祉や市民サービスがどのような経緯で19世紀のアメリカに誕生したかにも言及している「アメリカの歴史」(三省堂)へのリンクです。訳者による解説を一部引用します。

当時の女性たちは、禁酒や奴隷制廃止運動ばかりではなく、未亡人にたいする援助、子供の教育、病院・孤児院・図書館・未婚の母の家の建設、都市独身女性保護、公園建設、公害抑制、食品衛生、上下水道の完備などに取り組むさまざまなボランティア運動で中心的な役割を果たしていた。

今日の福祉、市民サービス事業の起源は、このような運動にあるのであって、選挙で選ばれた政治家たちの政策にあったわけではなかった。


その運動の多くは、白人中産階級および自由黒人の女性によって担われていたということです。

アメリカの大統領が聖書の予言を開戦の理由として公言し、それをキリスト教福音派(プロテスタント)が支持したのもアメリカの歴史に違いありませんが、女性運動が市民生活に定着しているアメリカの歴史から日本人が学べることもありますね。

この施設のことを宗教者の視点で書いたエッセイ(場所はアメリカではありませんが)をここで読めます。


日本でカトリック系病院が運用している「赤ちゃんポスト」について以前書いた記事はここです。
posted by PFC at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年05月28日

ロレンツォのオイル

1992年 アメリカ

映画の詳細情報はここ

映画情報によると「副腎白質ジストロフィー(ALD)という不治の病に冒された息子を救うため、奮闘する両親の姿を描く実話をもとにした人間ドラマ」です。

映画では難病の治療法を研究した論文を求めて両親が図書館に通いつめる姿が描かれています。治療法を見つけるのを研究者まかせにしないで、当事者(両親)が自分たちで研究を推し進めるという熱意に心を動かされます。

実際に1980年代のアメリカで起きた話ということですが、それからわずか数年の間に科学技術や情報公開はかなり進んでいます。

たとえば、映画の中で両親が図書館に通って苦労して探していた論文も今ではこんな便利な検索サイトで探すことが可能ではないでしょうか。

この病気以外にも「動物実験では治療効果が確認されている」難病があるでしょう。実験段階から実用へと推し進めるのは、それを必要とする当事者からの働きかけなのだとこの映画は示しているのかも知れません。
posted by PFC at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

4本まとめて

女性週間は終わりましたが、戦時下における女性への性暴力をテーマにした映画を紹介します。

サラエボの花」2006年 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
あなたになら言える秘密のこと」2005年 スペイン
亀も空を飛ぶ」2004年 イラク・イラン
カルラのリスト」2006年 スイス

ナヌムの家U」1997年 韓国

それぞれの作品に登場する女性(少女)たちは、戦争中に性暴力被害を受けますが、作品に描かれたその後の人生は人それぞれです。

よき理解者にめぐり合い結婚してめでたしめでたしとなったり、同じ境遇の人々と肩を寄せ合って暮らしたり、出生の秘密を偽ってシングルマザーになったり、自殺したり・・・。

どの作品も映画を制作したそれぞれの人の気持ちが伝わってくるので、その気持ちは理解できるものの、どの作品も観た後で「なんだか・・・」釈然としないものが残りました。



続きを読む?
posted by PFC at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年04月11日

マイティ・ハート(追記)

2007年 アメリカ
映画情報はここです。原作情報はこちらです。

「読んでから観るか、観てから読むか」なんてコピーが流行ったことがありますが、この映画の場合は、観てから読んだに該当します。

現実に起きたできごとをジャーナリストである原作者(マリアンヌさん)が本に書き、その後映画化にあたっては有名俳優が制作を担当し、そのパートナーである女優が主演を演じたことで話題になりました。

本のカテゴリーにするか、映画のカテゴリーにするか迷いましたが、先に観て原作に興味を抱いたので映画のカテゴリーで感想を書いてみます。

追記 マリアンヌさんの義理の両親によって設立された異文化理解促進を目的とする協会へのリンクです。
http://www.danielpearl.org/
この協会ではジャーナリズムや音楽などの分野でプロジェクト(イベント)を実施しています。詳しくは協会HPをご覧ください(以上)。

続きを読む?
posted by PFC at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

YASUKUNI 2007年 中国

映画情報はここです。

改めて書くまでも無く、新聞やTVでも「上映自粛」が話題になっている映画です。

当初は大阪の映画館だけが上映予定の名乗りをあげていましたが、今ではその後に続き、広島や新潟などでも上映館が増えているようです。

最初に上映を決めた大阪の映画館は、これぞ「関西魂!」ですね。ちなみに私の関西魂は、左サイドメニューにリンクしている関西魂検定によると「ただの関西人級」だそうです(^_^;)
posted by PFC at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年03月31日

ジョイ・ラック・クラブ

1993年 アメリカ
中国からアメリカへ移民として渡って来た四人の女性とその子どもたちの物語。詳しい映画情報はここです。

随分前に見た映画なので物語の細かい部分は忘れています。が、円卓を囲んで人々が食事をするシーンが印象に残っています。

その場面では円卓の上に並んだご馳走を我先に取って食べる人、遠慮がちに箸を運ぶ人の姿が描かれていました。その後で、登場人物の一人が「この違いはもって生まれた資質の違いだ」という意味のことを遠慮がちに箸を運んでいた少女に向かって賞賛する台詞がありました。

それから数年後、実際に中国を旅する機会がありました。行きの飛行機の中でトイレの順番待ちをしていたら、私の前に並んでいた日本人の少年が「どうぞ」と言って順番を譲ってくれました。

まだ中学生ぐらいの年恰好で、丸いぽっちゃりした顔にはあどけなさが残っています。幼い子どもの紳士的態度に感心していたら、後日、この少年のお父さんが中国で日本が行った蛮行の歴史を辿る旅を計画していることを知りました。

この親にしてこの子ありです。ふと、映画に出てきた遠慮がちな少女のことを思い出し「教養」とは、こういう態度のことを言うのだろうと思いました。

それは丸暗記して覚えた知識の積み重ねだけでは身に付けることができないものかも知れません。映画の登場人物が言ったように「もって生まれた資質」がものを言うのでしょうか・・・。

かと言って賞賛されることを計算して遠慮するのは、どこか狡さが漂う賢さに見えてしまいます。

それが教養から一番遠い態度だとしたら「お腹がすいているからたくさん食べたい。ああ美味しい。」とあっさり言ってしまう方がましかも知れません。
posted by PFC at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年03月06日

ブラス!1996年 英

今日の映画紹介は、「とむ丸の夢」に3月4日付けでアップされた捕鯨に反対する「シー・シェパード」の過激な活動について書かれた記事に触発されて書いています。

まず、とむ丸さんのブログ記事を読んでみて下さいね。

映画は、サッチャー政権下において、廃鉱に追い込まれていく炭鉱の町を舞台に描かれています。映画の中で名指しでサッチャー政権を批判する場面があります。登場人物が最後に行う演説は何度見ても感動します。

映画情報はここです。

その演説の中で「鯨のことより、人間のことだ」という意味の台詞が出てきます。動植物を守ることにやっきになるのなら、悪政の犠牲となって自殺してゆく人間のことに無関心でいられるはずはないだろう・・というメッセージがブラス・バンドの奏でる音楽と共に心に響きます。

ちなみに、私が写真サイトに投稿した日本の捕鯨に関する記事はこれです。特にコメントはついていませんが、記事中にリンクしたwikiの内容は日本語版よりよくまとまっているのでは・・・。

続きを読む?
posted by PFC at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年02月17日

ブラジル映画が金熊賞

ブラジルといえば、ちょうど100年前の4月、明治期の日本から初のブラジル移民が出港しました。

ブラジル移民についてはここ

移民とは関係ないみたいですが、100年目の今年、ベルリン国際映画祭でブラジル作品が金熊賞を受賞したそうです。ニュースソースはここ

南米を舞台にした映画で私が実際に観た(ここがポイント)映画といえば・・・。

●「ブエノスアイレス」1997年 香港
映画情報はここ

●「夜になる前に」2000年 米
映画情報はここ

ディズニー映画で海賊を演じて人気を博している同じ俳優さんとは思えない役柄ですが、こっちの方が本領発揮しているような気もします。

南米にはこういう男性が多いのか?・・・と偏見を与えそうなラインナップですが、革命家の若き日々を描いた傑作もあるので真面目に堅苦しいことを考えたい方はそちらをどうぞ(^_^;)。
posted by PFC at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

「マーズ・アタック」1996年 米

火星人と地球人との攻防をブラックユーモアたっぷりに描いたSFコメディ。監督はあのティム・バートンでした。

詳しい映画情報はここです。

日米関係を客観的に見ると、この映画の火星人と地球人の関係みたいなものかも知れません。友好的な関係を築こうと握手を求める地球人にいきなり殺人光線を浴びせる火星人。

岩国市長選や沖縄で起きた米兵による女子中学生暴行事件など厳しい現実を突きつけられるとこの映画の火星人みたいに「非暴力不服従」が通じる相手ではないのかもと思ってしまいます。

映画では意外な解決方法が見つかって「非暴力不服従」が成功しますが、現実の日米関係ではどうでしょうか。

日本人って、核燃料を搭載した不沈空母でアメリカに飼われているモルモットみたいだなって最近よく思います(生かすも殺すもアメリカ次第という意味)。

映画ではおばあちゃんの知恵(趣味といった方がいいかも)が地球を救いますが、そんな知恵が日本にもあるといいですね・・・。
posted by PFC at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

「さらば、わが愛」1993年

香港映画
監督 チェン・カイコー
詳しい映画情報はここです。

2月7日は旧正月でした。それにちなんで中国を舞台にした映画を紹介します。

この映画は、日中戦争から文化大革命までの時代を背景に、京劇の役者を主人公とする愛憎物語です。今年日本で舞台化されるそうです。

絢爛豪華な京劇や文革時代の人々の様子が印象に残る骨太な物語です。政治によって社会的価値観が転倒し、時代の波に翻弄される男女の姿が劇的に描かれています。

映画だけでなく文革時代を扱った書籍としては、「上海の長い夜」「ドラゴン・パール」など女性が自分の実体験を書き綴った本があります。

どれも激動する時代のなかで、精神的苦悩や相克を経て、どんな風に困難を乗り越えていったかが描かれている作品です。

自分の価値観を揺さぶられるような体験に直面した時、これらの作品を執筆した女性たちの精神力が、しなやかなバネのように強靭であることに力づけられるでしょう。
posted by PFC at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

食の未来と資本主義

●「食の未来

例によってまだ観ていない映画です。タイトルは地味ですが、内容はショッキングなはずです。遺伝子組み替え食品を扱う企業やその製品について、普段無頓着に口に入れている食品やお馴染みの日本企業を見直すきっかけになるでしょう。

基地問題や核燃や原発にも無頓着な人が多いので、それほどショックではないかも知れませんけど。

健康産業に携わる人々は、商売第一、健康は二の次なのでしょうか・・・。あわせて「ザ・コーポレーション」も観るといいかも。

●「グッバイ・レーニン」2003年

映画紹介によると東西にドイツを分断していたベルリンの壁がなくなったことによる混乱を描いたポリティカルコメディです。

公開当時見逃していた映画をやっと観ることができました。ベルリンの壁がなくなった当時、人々は歓喜しているように見えましたが、今考えると資本主義圏が拡大されただけだったような気もします。

映画の中で撤去されたレーニン像がヘリコプターにぶら下げられて空を飛ぶシーンがありました。なんだかイラクでフセイン大統領の銅像が引き倒された場面とだぶって見えてしまいました。

資本主義から社会主義へ移行すると「資本論」で論じたマルクスは、この現実をどんな思いであの世から見ているでしょうか。

資本主義がグローバルに肥大し過ぎて、ちょっとやそこらのダイエットではどうにもならないメタボリックな経済活動こそ治療が必要な病なのでは。
posted by PFC at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年12月12日

peace bed 2006年 米

give peace a chance


ジョン・レノンが米国へ移住し、1980年に40歳で殺されるまでの日々を追ったドキュメンタリー映画。

※映画情報はこちらです。

反戦や反体制運動にかかわっていたジョンがFBIに命を狙われていたとは知りませんでした。オノ・ヨーコさんの影響力の大きさも改めて知りました。

1988年のアメリカ映画「イマジン ジョン・レノン」もあわせて観るとより理解が深まると思います。
posted by PFC at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年10月28日

「エクソシスト ビギニング」2004年 米

先日ホロコースト記念館(新館)を訪問したので、関連する映画を紹介します。

いつものように映画情報はここです。

シリーズ第1作で主人公の少女に悪魔払いの儀式を行ったメリン神父の過去を描いた作品です。シリーズのほかの作品とは一線を画する主張のある内容になっています。

メリン神父(ステラン・スカルスゲールド)は神への信仰心を見失っていた。生まれ故郷のオランダで体験した、ナチスによる教区の人々へのおぞましい残虐行為を阻止できなかったことに、自分を許せずにいるのだった(あらすじより)。


ホロコースト関連では、「ショア」のようなドキュメンタリーもありますが、あえてこの作品を取り上げたのは、神父さんが葛藤を乗り越えていく姿が描かれているからです。

もっと言えば、葛藤を乗り越えるついでに宗教(この場合はキリスト教)も乗り越えてしまえばよかったのにと思いますが・・・。

英国にはカトリック教会の矛盾に嫌気がさして、せっかく上り詰めた聖職者の座を辞した人がいるそうです。現実にそこまで思い切ったことができる人はめったにいないでしょうから、せめてこの映画の神父さんのように葛藤するあたりから始めてはどうかと思います。
posted by PFC at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

「地球交響曲第六番」2006年 日本

映画の情報はここです(1番から4番までしかないみたいです)。

1960年代にジェームズ・ラブロックが地球そのものを生命システムとして捉えた「ガイア仮説」に影響されて制作されたドキュメンタリーなのだそうです。

他に1番から5番まであり、それぞれテーマが違うようです。6番は音楽がテーマで、インドのシタール奏者とアメリカのピアニスト、そして世界で初めて鯨の歌を発見した海洋学者が登場します。

検索するとラブロックは、地球温暖化の原因とされる化石燃料の代替エネルギーとして原子力発電を推奨している人なのでした。対談の一部がここで読めます。

ちなみに紹介した映画は文部科学省選定なのでした。

だからどうだと言うわけではありませんが、私には今ひとつ・・・。登場する人々が皆お金持ちの道楽者みたいに見えるせいでしょうか(^_^;)。

森の中で隠遁生活を送る海洋学者が、近くにある禅センター(お寺のような建物)で瞑想をする習慣を紹介していたのが印象的でした。教会ではなく禅センターなのですね・・・。

関連記事「世界は恋人 世界はわたし」をリンクします。
posted by PFC at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年08月30日

「ヒロシマ ナガサキ」2007年

映画情報とレビューはここです。

インターネット英字紙「毎日デイリーニューズ」に連載されている日本各地の被爆者の現状を伝える「ヒバクシャ 広島/長崎」から、ニュージーランド人記者による記事を以下に引用します。

ニュージーランド人の私はキリスト教徒。長崎で知りたかったのは、多数被爆した同じキリスト教徒の思いだった。

来日した7年前、長崎の平和祈念式典を伝える新聞で教会の写真を見て「なぜ」と思った。浦上天主堂の近くで多数のキリスト教徒が犠牲になったことも知らなかった。


母国は87年、核実験などを禁じる非核政策を打ち出した。だが日本への原爆投下については、学校で簡単な歴史を学ぶだけだった。

「海外の人々は原爆被害は知っていても、人間の尊厳を踏みにじる苦痛や悲しみを知らない」。その言葉にうなずきながら、英字紙記者としての自らの使命を考えた。【英文毎日記者、アロン・ボールドウィン、32歳】毎日新聞 2007年7月17日 東京夕刊


原爆を投下したアメリカはキリスト教国です。同じ(プロテスタントとカトリックの違いはあるけれど)キリスト教徒の頭上に原爆を投下するとは、何が起きたかも知らずに亡くなった多くの日本人キリスト教徒はどう思っているでしょう。

映画ではカトリック信者の男性がインタビューに応えて「神も仏もあるものか・・・」そう思ったとおっしゃっていました。

原爆を投下したのもキリスト教国なら、戦後日本の復興支援に奔走した人々の中にもキリスト教徒がいました。同じ構図をアフガン・イラク戦争にも見ることができます。

当時の日本は天皇を天照大神の子孫とし、臣民(主権者としての国民ではありません)をその赤子(せきし)としていました。当時の日本人が100%それを信じていたとは思えませんが、アメリカ人は「西洋の理論が通じない異人種」「使う兵器は近代的だが考え方は2000年も遅れている」と映画に挿入された映像が語っていました。

さすがに現代日本に(一部を除いて)万世一系を信じる人はあまりいないでしょうけど、アメリカには福音派の人々のように聖書の予言である最終戦争(ハルマゲドン)を信じて疑わない人々がいるのです。

大戦中の日本人が2000年遅れていたとしたら、今のアメリカ人(大統領を筆頭とする福音派)の考え方は文字通り紀元前(before christ)の時代から進化していないのでは・・・。

神の名のもとに破壊と殺戮を続け、作り直してはまた破壊して殺戮する・・同じ過ちをいつまで繰り返せば気がすむのでしょうか。もういい加減、その教えを手放すときではありませんか?

続きを読む?
posted by PFC at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。