2007年12月26日

しみじみニッポン

私が子供だった頃、高校の先生が授業中に「コネが無くなったら困る人がいる限り、日本からコネはなくならない」と言いました。

日本では就職する時に縁故採用があることが話題だったと記憶しています。先生の話は実力主義者よりもコネを当てにする人が多数派なのだというニュアンスでした。

高校生の私は、コネがない小数派にとっては不公平な話だと思いました。

大人になった今、この時の先生の話を思い出しながら、コネとはつまり何らかの権力につながることに他ならないのだと気づきました。

国民の大半が権力の恩恵にあずかっている社会で、政治改革が実現するはずはありません。今、日本が右傾化し戦争参加する国になりかけていても、それに反対する人間が少数派であるのも頷けます。

たとえ戦争で命を落とすことになっても、今までどおりコネや利権に依存したいのが大多数の国民の選択なのでしょう。

このブログでは、知識人と呼ばれる人々を批判してきました。たとえば以下の記事で。
http://cabochard.seesaa.net/article/53574594.html
http://cabochard.seesaa.net/article/5648050.html
http://cabochard.seesaa.net/article/778791.html

「コネ」の話を持ち出すまでもなく、大多数の国民と知識人は持ちつ持たれつの関係なのでしょう。

この関係を国民の方から断ち切らない限り、日本の知識人だって変わりようがないのかも知れません。

そして、政治改革が実現しないもう一つの理由は、面倒なことや嫌なことは少数派に押し付けるというオプションが存在することでしょう。このオプションには、たて突く人間は切り捨てるというおまけまでついているのです。

日本が米軍にとって便利な核燃料を装備した不沈空母になった今でも多数派の人々は「これまで通り」を続けられるつもりなのでしょうか?

戦後60年以上経っても、アメリカにとっては日本が敗戦国であることに変わりないのだなとしみじみします。

日本が「これまで通り」であることで、一番得をするのは誰なのでしょう・・・。
posted by PFC at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供だった頃 | 更新情報をチェックする
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