2006年12月24日

すべてひとつの神

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7月にこのブログで紹介したイタリア人女性のサイトで取り上げられていました。リトアニアの芸術家の作品です。7月に書いた記事はここです。

リトアニアはバルト海に面するバルト三国の一つで、ローマカトリックが主流なのだそうです。この作品がいつ制作されたのかは知らないけれど、11月のローマ法王の発言「イスラム教徒と神を共有している」を形にするとこうなると言っているような作品です。

このブログでもキリスト教はユダヤ教が親であり、イスラム教とは兄弟関係にあるとずっと言い続けてきました。この作品でいえば、中央に配置されているのが、ユダヤ教を象徴するダビデの星、その下にある月と星がイスラム教のシンボルです。上部についているアラビア文字のようなものは、恐らくアラーと書いてあるのではないでしょうか・・・。

彼らは同じ一つの神を信仰しているのに、お互いに貶し合いながらたくさんの血を流し続けてきました。時代によって勢力地図は異なるけれど、現在はWASP(白人でアングロサクソンのプロテスタント)がUKUSA同盟を形成し世界を牛耳っています。

一部では彼らが「白人以外は皆殺し」を実行しているという説もあります。自分たち以外は生きる価値が無いと考え、その考えを具現化できる富と権力を握っている集団を相手にどうやって平和や共生を訴えていけばよいのでしょうか?

いろいろな方法があるでしょうけど、この作品のように誰が見てもわかる形でその姿を明らかにするのも一つの方法かもしれません。見る人の気づきを促し、当事者の自覚を促すからです。

あなたがテロリストだと思っている人や「あなたに生きる価値はない」と考えている人と同じ神様を信じて、その降誕を祝う人はどんな気持ちなのでしょうか・・・。

ところで、リトアニアといえば、日本人にも縁のある国です。「6000人の命のビザ」で話題になった杉原千畝さん(当時の領事館の領事)がナチスドイツの迫害から逃れるユダヤ人のためにビザを発給し、6000人もの人命を救った場所なのです。

リトアニアには記念館があるそうです。HPはこちら

今でこそ日本でも英雄のように称えられる杉原さんも、当時はビザを発給したことで職を奪われ不遇だったそうです。

それは過去のお話ではなく、正義を踏みにじる軍国主義の時代がすぐそこまで来ています。
posted by PFC at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 平和について | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素晴らしいコンセプトの作品です。

いくつにも分かれていたものが、和解し、融合する時がくるといいと思います。
全ては一つだったと。

その時本当に世界平和が訪れるのでしょうね。
もう気付いている人が溢れています。
そう遠くない時が、私たちを待っているように思います。絶望しそうな事柄は、かえって勇気を知らせてくれます。

楽観的と取られるかもしれませんね。
そもそも全ては一つだったのですから、在るべき姿へ還っていくだけなのですから。
Posted by yohko at 2006年12月14日 13:23
yohkoさん前向きなコメントをありがとうございます。この作品を見て受け入れがたいと思う人もいるでしょう。混乱したり当惑したり・・・。

「そもそも全ては一つだったのですから、在るべき姿へ還っていくだけ」・・こんな風に考えられる人が増えるといいですね。

同じ信仰を持つ人だけが仲間で、それ以外は皆敵、たとえ平和のためでも「手を取り合ったりしない」と私に言ったキリスト教徒(福音派)の言動を前に絶望しそうになった時がありました。

「絶望しそうな事柄は、かえって勇気を知らせてくれます」・・今はその通りだなと思えます。和解と融合を拒むのは、職や既得権益を失うことを怖れる聖職者で、一般の信徒の方が素直に受け入れられるのかも知れません。

すべてひとつの神・・一神教を信じる人が皆そう思えば、これまでの諍いや頑なな心もわだかまりから解放されるのではないでしょうか。
楽観的?悲観するよりいいですよ(^.^)。
Posted by PFC at 2006年12月14日 20:28
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