2005年04月05日

ファシリテーターの不思議

不思議というよりも、最近よく聞く言葉だけど、いまひとつどういう人のことを言うのかよくわからない・・・。

語源を調べると英語で「facilitate」つまり「容易にする・ 促進する」という意味があるようです。通常の司会進行と違って、参加者の主体性を大切にし、問題解決への気づきを促す役割を担う人=ファシリテーターということらしいです。

先頭に立ってあれこれ教えるのではなく、参加者の考えを引き出すのを手伝う介添え役みたいなものでしょうか?最近では、企業研修や会議の進行役やNGOのリーダーなどに求められる資質といわれているようで、あちこちで養成講座が開かれているみたいです。


これは相当場数を踏んだ経験豊かな人でなければ難しいだろうと思います。臨機応変に機転を利かせないといけないし・・・。

話は変わりますが、私はある時、とても著名な先生が催す勉強会に参加しました。参加者は少数精鋭で、皆さんさまざまな場で活躍中の方ばかりでした。当然ながら私は参加者というより、見学者という立場でした。

何度目かの勉強会の日に、会費を徴収することになり、参加者の一人が集金を始めました。その人が見学者の私からお金を取っていいものかどうか一瞬迷ったその瞬間、著名な先生が「いいから。お金を取って!」と命じたのでした。

いまだにその口調を覚えているぐらいショーゲキテキな発言でした。「出して貰って」でも「頂いて」でもなく「取って」とは・・・。まあ、確かに私は場違いな存在ではあったけれど。それから数年後、私が初めてファシリテーターなる人物に出会ったのは、社会人向けのある講習会でのことでした。

それが、あの時のあの先生でした。以来、私のなかでは「ファシリテーター」と「お金を取って」が分かちがたく結びついて記憶されてしまいました。ちなみに、その講習会でのファシリテーターぶりは流石でございました。どんなハプニングにも窮することなく、巧に進行し、終了後はサイン攻めでした。

思えば一昔前までは「代表」と呼んでいた人を「世話人」あるいは「発起人」と言い換えたり、「先生」と呼ばせず「〜さん」と呼ばせたり、横並びを意識した言葉づかいがされるようになりました。ファシリテーターというのも先頭や上に立つ人ではなく、隣や側らに寄り添う人というイメージでしょうか。

でも、強情張りな私としては、どっちにしても「中心」あるいは「真ん中」にいたい人なのかな?と思ってしまうのでありました。



posted by PFC at 23:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 不思議 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりにお邪魔します。ファシリテーターと聞いてちょっと興味がありまして…。その「先生」と私の持っているファシリテーターのイメージはどうも一致しません。

実は私も、たまにファシリテーターなるものを引き受けることがあります。自分でもこれがファシリテーターと言えるほど、明確な定義はできませんが、イメージとしては、高い位置から指示・命令するのでなく、他の参加者の人と同じ立場にいながら、場のエネルギーを促進させるために、「それとなく」リードする、といったイメージです。ですから位置的には中途半端ですし、自分自身を全面に出すような性質のものでもないと理解しています。

そして最後にはその存在そのものを皆に忘れられるのが、私が理想としているファシリテーターです。うまく場のエネルギーが廻り出すと、もはや促進する必要はなくなりますから。仕事がうまくいった証なわけです。
何となくわかりづらい表現ですが、ちょっとは参考になりましたでしょうか。
Posted by さくら子 at 2005年04月07日 01:26
さくら子さん、説明をありがとうございます。
実際にその場で体感できれば、理解が早いのでしょうね。

私はファシリテーターなる人物を二人しか知らないので、知っている範囲で「こういう人のこと?」と不思議に思っていました。たまたまお二人とも学校の先生だったので「どうして先生が?」とこれまた不思議に思っていたのです。

ファシリテーターの養成に力を入れている大学もあるそうなので、これからは地方でも多様なバックグラウンドを持つファシリテーターに出会う機会があるかも知れないですね。
Posted by PFC at 2005年04月07日 19:32
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。