2010年09月04日

パリのモスク

「パリのモスク −ユダヤ人を助けたイスラム教徒−」
カレン・グレイ・ルエル著、デボラ・ダーランド・デセイ著、池田真里訳

ナチスドイツによるユダヤ人迫害からユダヤ人を助けたイスラム教徒がいたことが絵本として出版されました。この本を紹介しているサイトはこちらです。

紹介文の一部を以下に引用します。

著者による巻頭言、訳者解説、帯にはいずれも「ひとりの人間のいのちを救うならば、それは全人類を救ったのと同じ」との記述があります。これは、クルアーン(コーラン)の第5章32節の内容から取られています。


1週間後に9.11から9年目を迎えるアメリカでは、キリスト教を名乗る団体が一緒にコーランを燃やそうと集会への参加を呼びかけ物議を醸しています。

CNNのサイトによるとこの呼びかけをしている教会の牧師が「イスラム教は「何十億もの人々を地獄へ送り込む」欺瞞(ぎまん)的で暴力的な宗教だと主張」しているそうです。

この集会に反対しているのは、イスラム教徒だけではなくキリスト教福音派も集会を中止するよう声明を出しているそうです。福音派といえば、ブッシュ政権を支持して9.11への報復戦争に賛同していたように思いますが・・・。

ともかく、キリスト教徒によるイスラム教徒への憎悪の激しさが感じられるニュースです。ユダヤ人を虐殺したヒトラーもまたキリスト教徒だったのです。

最近ではその根拠となっている聖書の記述を疑問視する研究者たちの勇気ある発言が続き、唯一神教による世界観に支えられた文明が転換期にさしかかっていることを感じます。

9月はイスラム教のラマダン(断食)月です。日本には9月に名月を愛でる習慣があるので「ひとりの人間のいのちを救った」名も無き人々の行いを賛嘆しつつ、月の満ち欠けによって命をこの世に送り出すすべての女性の人権が守られることをこの月に祈りましょう。
posted by PFC at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする
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