2005年01月11日

騒音

私が子供だった頃、家の周りをダンプカーやショベルカーが走り回っていました。近くに土建屋さんが住んでいたのです。その家の庭では、朝から夕方遅くまで耕運機がバタバタバタバタ激しい音をたてていました。

当時はまだ舗装されていない道路があちこちにありました。雨の降った日には、家の前の道をダンプカーやショベルカーが通り抜けたところがどろどろになりました。そこを通らなければ学校へ行けませんでした。私は真っ白い運動靴が泥まみれになっているのを先生に見咎められてとても困りました。

ダンプカーとショベルカーと耕運機がたてる音はすさまじいだけでなく、その振動で木造の家が揺れるほどでした。夏休みに家に遊びに来ていた同級生が、ショベルカーの音に驚いて「何?!」と叫んで飛び上がったのを覚えています。当時夜勤の仕事をしていた私の父は、昼間家で睡眠をとることがあり、眠れなくて困っていました。

今思えば、住宅街のど真ん中で、なぜあんな騒音が許されていたのか不思議です。都会だったら周辺の住民が訴訟を起こしていたのではないでしょうか。その土建屋さんにも、そこで仕事をしなければならない事情があったのかも知れません。

その事情を私の周りの大人たちはどんなふうに理解していたのか、子供だった私には知る由もありませんが、皆が大人しく黙っていたからその土建屋さんも心置きなく仕事ができたのだろうと想像しています。その一方で、黙っていたから伝わらなかったこともあったのだろうと想像しています。
posted by PFC at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供だった頃 | 更新情報をチェックする
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