2008年10月27日

アクロス・ザ・ユニバース

2007年 アメリカ
映画情報はここです。

タイトルを見てわかるように、ビートルズの歌だけで構成されたミュージカル映画です。ビートルズ世代の人もそうでない人にも楽しめる作品です。

アメリカが自作自演で「攻撃を受けた」トンキン湾事件をきっかけにベトナム戦争への介入が本格的になっていく1960年代の様子や、その頃の若者文化などがビートルズの歌にのせてわかりやく描かれています。

主人公がジュードとルーシーなので、あの曲はどこで使われるのかと想像しながら映画を観るのも楽しいです。

物語自体は主人公の恋愛や彼らを取り巻く人々の姿を描いた他愛のないお話なのですが、ベトナム戦争と現在のアフガン・イラク戦争がともに「捏造」による攻撃を受けたことから始まっているところなど重なる部分があり、現在にも通じる反戦映画のようにも感じました。


映画の最後で歌われる all we need is love が反戦の結論だとすると、60年代の love and peace から進歩がないなあと思います。

ベトナム戦争ではアメリカが敗北したのだし、いまだかつて愛が勝ったためしはないのでは・・・。

自作自演で「攻撃を受けた」と言いがかりをつけた挙句の果てにアメリカが敗北し、逃げ込んだ場所は愛さえあれば成り立つ二人の世界だったのでしょう。

みんなの世界は多様な価値観で成立しているので、愛だけでは通用しないのです。多様な価値観を認められない一神教的価値観が「愛」であり、今や愛のために世界が破滅へ向かおうとしているとすら言えるのです。

※ベトナム戦争での枯葉剤被害を追ったドキュメンタリー映画「花はどこへ行った」を紹介するニュース記事です。監督は枯葉剤が原因と思われる癌で亡くなった米兵と結婚していた日本人女性です。
posted by PFC at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする
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